ご挨拶

わが国の“知”を結集して日本発の「創知産業」
を実現します。



 
代表取締役社長
秋元 浩
 

 2006年8月に京都大学・山中伸弥教授により世界ではじめて樹立された人工多能性幹細胞(iPS細胞)のような革新的な発明・研究に見られるように、日本の大学・研究機関の研究レベルは世界でもトップクラスであり、今後もこのような発明・研究を生み出す素地は十分に整っているといえます。 

 しかしながら、日本はライフサイエンス分野(医薬、医療分野等)を含めた先端分野の研究で善戦しつつも、残念ながら知財の活用による産業の活性化と技術開発という面で未だ欧米の後塵を拝しているのが現状です。
せっかく産み出された素晴らしい研究成果であっても、それらがグローバルな視点から適格な知的財産に守られ活用されなければ、その研究成果が創薬・医療の実現という最終目標に到達することは非常に困難です。

 日本製薬工業協会(製薬協)では、日本発の世界的な発明であるiPS細胞関連研究の知的財産戦略支援のために、13社の常任理事会社の寄付により、1年の期限付きではありますが知財支援プロジェクトを実施いたしました。
本プロジェクトでは、製薬企業での豊富な専門知識と実践的な経験を有しているベテラン専門家を採用し、30を超える大学・研究機関を訪問して、研究者、知財担当者に対して製薬企業で培った知識及び経験を活用した知財戦略支援を行ってまいりました。この支援活動の結果、多くの施設でグローバルな知的財産戦略への意識が無いこと及びライフサイエンス分野では知財担当の人材が決定的に不足していることなどが再確認されました。
また、訪問したほぼ全ての大学・研究機関から、iPS細胞研究への知財支援の継続と、さらに、先端医療及びライフサイエンスを含む先端技術分野への支援拡大について強い要望をいただきました。

以上、私達は、先端技術分野の知財のレベルアップをはかり、事業化への道を切り開くことにより、真の知財創造立国の実現のために、日本発の“創知産業”として「知的財産戦略ネットワーク株式会社」(IPSN)を設立しました。

 知的財産戦略ネットワーク株式会社は、

  1. 大学・研究機関等及びベンチャー企業に、グローバルな知的財産戦略の策定あるいは推進などについて多面的な支援を行い、知財価値を増大させること
  2. 大学・研究機関及びベンチャー企業などの知財価値を向上させ、知的財産を通じた事業化促進のために研究資金あるいは出願費用などの支援を行うこと
  3. わが国における知財人材の育成と確保を達成すること
  4. アジア諸国において知財を中心としたネットワークを構築すること

などを通じて“創知産業”を実現し、社会に大きく貢献することを使命にしております。

 
   

グローバルネットワーク会員のイメージ